今月の月刊絵本は『かえるとカレーライス』。
最初子どもたちにこの絵本を読んでみると、「・・・?」という反応に。
確かに、 “かえる” と “カレーライス” は知っているけれど、かえるがカレーライスを食べている姿なんて見たことがないよね。
どうしたら、この絵本に親しみを持ってくれるかな~と思い、保育者がかえるの帽子を被って絵本の内容を表現してみたり、カレーの日にも読んでみたりと色々試してみたのですが…やっぱり難しい💦
そこで作者の、長 新太さんの思いが書かれている紙を見てみました。(絵本の中に挟んであります)
そこには“カレーライスなんて食べる蛙は世界中をさがしてもいない!と断言することはできません。そういったことは、世界中の蛙によくきいてから言うべきであって、人間がまだ行ったことのない、深い深い森の中の池なんかに、カレーライスが大好きな蛙がいるかもしれません。”と書いてありました。
続けて“自由自在にいろいろなことを考えるのはオモシロイ。自由にものを考えるのはいいことだと、わたしは思っています。”と作者の方の文を読んで、子どもたちにも自由自在にいろいろなことを考えてほしい!という思いが込められているのだと気づきました。
何度か子どもたちに読んでいるうちに、絵本の表紙を見るとすぐに「カレカレカレー」とかえるの鳴き声を真似したり、読み終わった後に「今日はカレー?」と聞いてきたり(笑)と、見ている時の表情も変わってきて親しみが生まれてきた様に思います。
この絵本も子どもたちの大好きな一冊になるといいな♡
ぜひ、お家でも一緒に読んでみてくださいね♪